「クラウド確定申告」を現役経理部長が実際に使って評価してみた!

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早速ですが・・・

2023年7月14日に料金の改定が発表されましたので、ご検討中の方はお気を付けください。

青色申告したいけど確定申告ソフトどれにしたらいいんだろう?と迷っている人の参考になればと思います。

現役経理部長の私が実際に「クラウド確定申告」を使ってみて感じたことをお伝えします。

検討の参考になればうれしいです。

目次

「クラウド確定申告」をおすすめできるのはこんな人

・仕訳入力を限りなく自動化したい人
・スマホ主体で毎日の作業から確定申告までしたい人
・請求書発行もしたい人
・給与計算もしたい人

「クラウド確定申告」のおすすめプラン

クラウド確定申告料金表
価格改定考慮後のプラン比較

どのプランを選んでも初月は無料です。

そのため初月は「パーソナル」プランを選んでください
※クレジットカードを登録しない限り、次月以降自動的に有料プランに移行されることはありません。

2023年7月14日に料金の改定が発表されました。

2023年7月14日以前は有料プランについては色々と違いはありますが、「請求書の送付先の件数」でプランを決めるのが合理的でした。

毎月請求書を送付する取引先が
15件以下・・・パーソナルミニ
15件以上・・・パーソナル

クラウド確定申告料金改定
参考 MF料金体系の一部改訂について

価格改定により「請求書の送付先の件数」と「ペーパーレスしたいかどうか」という要素が加わりました。

ペーパーレスする・しないとは?

マネーフォワードには『クラウドBOX』というサービスがあります。

簡単に言うと『クラウドBOX』に保存した会計書類(レシート、(受け取った)請求書、領収書など)の紙媒体は廃棄できます。

会計書類は原則、青色申告なら7年、白色申告なら5年の保管義務があります。

この保存期間に保管する書類の枚数が1,000枚を超える場合「パーソナル」プランにする必要があります。

※1,000枚を超えるまでは「パーソナルミニ」でも大丈夫です。

実際にプラン検討の基準は、下を参考にしてください。

毎月請求書を送付する取引先が
・「15件以下」かつ「ペーパレスしない」
・「15件以下」かつ「ペーパレスする」が保存書類(レシートや領収書が)1,000枚以下
上の条件なら「パーソナルミニ」プランで大丈夫です。

それ以外の方は「パーソナル」プランにする必要があります。

下に参考リンク張っておきます。

「クラウド確定申告」のいいところ

  1. 仕訳の直接入力を限りなく減らせる
  2. 事業成長しても使い続けられる
  3. スマホだけで作業を進めることができる
  4. 交通系ICカードも読み込みできる

仕訳の直接入力を限りなく減らせる

仕訳の自動起票を最大限活用するポイントは・・・現金支払いを減らす!これに尽きます。

クラウド確定申告は銀行口座やクレジットカードはもちろん、Amazonや楽天市場などあらゆるアカウントと紐づけることができます。

Amazonや楽天市場については領収書などの証憑を自動取得してくれるので、領収書を印刷して添付したりする必要もありません。

paypayは連携できないためご注意ください。

徹底的に連携させることで、直接入力しないといけない仕訳の数を最低限にすることが可能です。

また請求書を「クラウド請求書」で発行すれば請求情報も自動連係できるので、売上計上も自動でおこなえます。

そうなると手入力が必要な仕訳は「現金支払いしたモノ」だけになります。言い換えれば「現金支払い」以外は自動仕訳が可能です!

使い比べた結果、freee会計の方がより自動化できます。

事業成長しても使い続けられる

「クラウド確定申告」は事業が成長して従業員を雇う必要が生じた場合でも、有料プランであれば最大5名までの勤怠管理・給与計算が可能です。

「やよいの青色申告」では従業員を雇用した時点でソフト移行の検討が必要になりますが、「クラウド確定申告」だと使い続けることができます。

更に事業成長して法人化しても「クラウド会計」への移行がずむーずに行える点も魅力です。「クラウド会計」は「クラウド確定申告」と仕様が大きく変わらない点も良い所です。

スマホだけで大部分の作業を進めることができる

『クラウド確定申告』のスマホアプリだけでは、全ての作業を完結できません。

「クラウド確定申告」のスマホアプリで、仕訳作業を進めることが可能です。

インストールおすすめアプリ
  • マネーフォワード クラウド確定申告

【交通系ICカード(物理カード)を利用する方】

  • マネーフォワード クラウド経費
    ※ICカードリーダーの取込にのみ使用します。
  • ICカードリーダーforマネーフォワード

クラウド請求書にはアプリがないですが、safariやchromeでweb版を操作できるのでスマホでも請求書発行ができます。
※画面はが小さなiPhoneSEでも請求書発行できました。使いやすくはありませんが・・・

「freee会計」は請求書発行もスマホアプリで発行可能です。アプリの性能は「freee会計」⇒「クラウド確定申告」⇒「やよいの青色申告」で高いです。

給与計算が必要な方は、さすがにPCでないと作業は困難です。

交通系ICカードも読み込みできる

ビジネス用に交通系ICカード(物理カード)をお使いの方もいると思います。

その場合「ICカードリーダーforマネーフォワード」アプリを利用することで「クラウド確定申告」に交通費を取り込むことができます。

「やよいの青色申告オンライン」と「freee会計」にはICカードリーダーがないため、物理カードについては手入力が必要です。

「クラウド確定申告」の使いにくいと感じたところ

  1. 初期設定に少し手間がかかる
  2. スマホアプリだけでは作業を完結できない

初期設定に少し手間がかかる

会計ソフトなので初期設定が必ず必要になります。

「クラウド確定申告」はできることが多いため、設定が必要な個所が少し多くなっています。

会計ソフトになれていない方には、少し難しく感じるかもしれません。

使いだすまでの部分にハードルがありますが、乗り越えれば現金支払い以外は自動で仕訳入力ができます。

うまく設定できれば請求書、レシート、領収書などを紙で保存する必要もなくなります。

スマホアプリだけでは作業を完結できない

スマホアプリの性能が少し物足りません。

そのためスマホアプリだけでは、確定申告までの全ての作業を完結させることができません。

スマホアプリの物足りない点
  • 請求書発行ができない
  • AI OCRがweb版でしか使えない

請求書発行が発行できない

売上に関する作業が基本PCでしか作業できません。

請求書発行から仕訳計上までをスマホアプリで行うことができません。

AI OCRがweb版でしか使えない

レシートや領収書の社員をPCで取り込むと「取引日、支払先、金額」をOCRが読み取ってくれる便利機能があります。

この機能は、現状web版でしか使えません。

レシートや領収書は外でもらうものなので、スマホアプリにもAI OCRがあれば便利だと感じてます。

まとめ

「クラウド確定申告」は手入力での仕訳入力を極限まで減らして、事業や副業に割く時間を増やすことができる優れたソフトです。

稼働までに少し苦戦することもあるかもしれませんが、乗り越えれば快適に作業ができます。

記帳にかかる負担を軽減して、事業や副業を育て青色申告控除で65万円の所得控除をゲットしてください!

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