【現役経理部長が解説】経理部で出世をつかむ！成功者の特徴とは？

いままでの社会人生活で数多くの経理部員を見てきました。

１０年以上在籍しているのに平社員の人もいれば、あれよあれよと出世していく人もいます。

両者の違いはなにか、出世する人としない人の特徴について現役経理部長としての視点で考えてみましたので一度ご覧ください。

経理部で出世できる人の特徴　３選

まずは、経理部で出世する人の特徴についてお話ししたいと思います。
※前提として経理業務はある程度できることが前提です。

では、それぞれの項目についてみていきましょう。

①会社の利益につながる提案ができる人

経理部は、会社のお金の流れを管理する部署です。そのため、会社の利益につながる提案ができる人は、部長や会社から高く評価されます。

具体的には、次のような提案ができる人です。

経理部員が意識して日々の業務に取組みことで気付くことができます。しかし気付いても行動に移せなければ、評価されることはありません。

会社の利益になることを提案してくる人は、経理部長の立場から見ると「おっっ！」と思わされます。

現在の会社では部下が１０名ほどおり、それぞれの目標に「会社の利益につながる提案をする」と設定してます。しかし提案をしてくる部員は１，２名しかいません。

バックオフィス部門（経理部、総務部、人事部など）は会社から見ると利益を生まないコストセンターでしかないことに気付いていない人が多いのです。

コストセンターである我々が会社から評価を得るには、「いかに会社の利益に貢献するか」その１点に尽きるのです。

そのことに気付いている人は、しっかりと提案をしてきますし常に意識しているため質の高い提案が出てきます。

出世とは、あなたの会社に対する貢献度の結果です。貢献度を上げていくことで良い評価がつきやすくなります。

②イレギュラー業務、プロジェクトなどに参加できる人

経理部の仕事は、決算や月次決算などの定型業務が8割を占めます。定型業務をこなすだけでは、出世や昇進のチャンスをつかむことは難しいでしょう。

経理部においては日次や月次の業務、そして決算作業が該当します。

定型業務は会社からは「できて当然」と見られています。そのため定型業務をこなすだけでは、会社からほとんど評価されません。

社会人経験の短い人は、「定型業務を覚える」ことが個人の目標になるので、定型業務だけでも一定の評価が得られます。

一方でイレギュラー業務やプロジェクトは、会社から高く評価されます。イレギュラー業務やプロジェクトに参加することで、次のメリットがあります。

では実際にイレギュラー業務やプロジェクトに参加するには、どうしたらいいのでしょうか。

定型業務に追われているようであれば、イレギュラー業務やプロジェクトに参加する余裕はないでしょう。

そのため定型業務を効率的にこなすことが必要となります。定型業務を効率的にこなすためには、次の方法が考えられます。

定型業務を効率的にこなせるようになれば、イレギュラー業務やプロジェクトへの参加する余裕が生まれます。

出世したい経理部員は、定型業務を効率的にこなし、イレギュラー業務やプロジェクトへの参加を積極的に目指しましょう。

③自己研鑽を惜しまない人

私がイレギュラー業務やプロジェクトに参加させるメンバーを選ぶ時の基準を紹介します。

自己研鑽を惜しまない人は、学ぶ人と言い換えれます。学ぶ人はプロジェクトやイレギュラー業務に参加させると、しっかりと良い経験を積み成長して戻ってきます。

一方、学ぶ姿勢がない人を本人の刺激になればと思いプロジェクトに送り込むこともありますが、主体性、積極性がなく特に成長せず戻ってくることも多いです。

学ぶ姿勢、何事にも前向きなメンバーを積極的に参加させます。

◆自己研鑽については下の記事も参考になると思います◆

注意点！

1点注意して欲しいのは、学ぶ姿勢があっても定型業務に追われているようなメンバーは、労働時間管理の観点から参加させません。

管理者は部下の労働時間も管理しないといけません。本人にやる気があっても会社のルールで参加せれないこともあります。

定型業務の効率化を図ることで、プロジェクトへの参加機会を増やすことが大切です。

そのため、出世のチャンスを逃さないよう常に定型業務の効率化をおこないプロジェクトへの参加機会を狙ってください！

まとめ　経理で出世する人の特徴

現代の経理部は定型業務を頑張っていれば、誰でも評価され出世できる部署ではありません。

裏を返せば、自己研鑽に励み、定型業務を効率化してプロジェクトなどに参加できるようなることを目指していけば自然と評価者の評価は上がっていきます。

漠然と出世したい！と思っていても行動できない人が多いです。
だまされたと思って一度、行動してみてください。行動した人しかチャンスは掴めません！

まずは自己研鑽から始めてください、今とは違う未来を自分の力で切り開いていきましょう！