経理部員の成長に自己研鑽が最も効率的な理由を経理部長が解説!

みなさん社会人になってから勉強してますでしょうか?

社会人になってからの勉強、皆さんは行っていますか?

仕事、家庭、子育て、趣味など「日々の忙しさに追われ、勉強の時間が取れない…」そう感じている方もいるでしょう。

社会人が自己研鑽のための時間を取ることは容易ではありません。

1人1人それぞれ状況が異なることは十分承知のうえで、キャリアアップを目指すのであれば自己研鑽は絶対に必要と言わせてください。

なぜなら、現代社会は常に変化しており、新しい知識やスキルを身につけることが、成功への鍵を握っているからです。

競争が激化し、技術やビジネス環境が進化し続けている中で、自分をアップデートし続けることが求められています。

自己研鑽を続けることで、新たな仕事の機会が広がり、自信を持って挑戦できるようになります。また、自己満足感や達成感も味わえ、充実感を感じることができるでしょう。

状況が厳しいかもしれませんが、少しの時間を使って学び続けることは、将来の自分への投資です。自分の可能性を広げ、成長するために、勉強の習慣を取り入れることを検討してみてください。それは、将来の成功への大きな一歩になることでしょう。

目次

自己研鑽がもたらすメリット

さっそく自己研鑽があなたにもたらすメリットをみていきましょう。

・積める経験の幅が広がる
・キャリアアップ、出世のペースが上がる
・仕事、業務を選べるようになり、ワークライフバランスをコントロールできるようになる

自己研鑽を始めるのは、早ければ早いほど効果が大きいです。若いうちは、稼げるお金も少ないので、自分自身に投資して将来得られる収入の最大化を目指すのが最も効率的な投資になります。

◆日商簿記以外のおすすめ資格は下の記事をご覧ください。◆

積める経験の幅が広がる

自己研鑽により知識を得ると、経験しか積んでいない人より幅広い経験を早く積むことができます。早く色々な経験を積むことが、早く出世するには不可欠です。

部長の立場からすると自己研鑽に励んでいる部員には、「望む業務をやらせてあげたい」「もっと色々な経験をさせてあげたい」と思います。そのためジョブローテションでは伸ばしてあげたい部員から、優先的に担当業務の割り振りを考えていってます。

業務を選べるので、ワークライフバランスをコントロールできる

ジョブローテーションで希望通りの業務を選ぶ機会が増えてきたら、次は1ヶ月の業務を平準化することを目指します。

要するに業務量のバラツキを自分でコントロールします。新しくやりたい業務を受けたら、「従来の業務+新しい業務」となり期日や作業時期が被ったりします。

何もしなければ、すべてを自分の力でこなさなければなりません。

しかし、業務を選べる立場にあるなら、上司に「この期間は仕事が多すぎて新しい業務に挑戦するのは厳しいかもしれません」と伝えることで、配慮してもらえる可能性が高まります。

ここで「業務を受けるのが厳しい」としっかり伝えましょう。ネガティブに思えるかもしれませんが、上司からは、責任感があると思われることの方が多いです。

仕事のバラつきを調整しながら、ワークライフバランスを保ちつつ、希望する経験を早く積むことができます。

その結果、あなたのキャリアアップを加速させることができるでしょう。

社会人は本当に学んでいないのか?

そもそも本当に現代のビジネスパーソンは学んでいないのでしょうか?

下の表はリクルートワークス研究所が2022年1月に56,695名にインターネット調査した結果です。

調査結果表
出典:リクルートワークス研究所「Works Index 2021」

上の票は2021年の1年間に自己啓発した人の割合になります。結果は、25.8%と非常に低いことがお分かりいただけるかと思います。

あなたの周りのライバルは自己研鑽なんてやっていません!

そのため自己研鑽へ時間と資金を投資する効果は絶大と言えるです!

自己研鑽しないリスク・デメリット

自己研鑽をしない場合、以下のリスク・デメリットがあると言えます。

転職面
今、積んでいる経験が他の会社では通用しない可能性があるのに転職してしまう

キャリアアップ面
学ばないので、業務が固定化され昇給すらしない

自己研鑽に取り組まないと「転職」と「キャリアアップ」に大きなリスク、デメリットがあります。

今、積んでいる経験が他社では通用しない可能性がある

今の会社では上が詰まっているや新たな業務に挑戦したい、経験を活かしてキャリアアップしたいと思って転職活動をしますよね。

今まで積んできた経験が転職先でも役立つ経験なら問題ありません。

しかし仮に積んできた経験が、今いる会社でしか通用しない経験だと大変なことになります。

・その会社のシステムでないと業務ができない=大きな会社にいる人に起きがちです
・会計の仕組みを理解していない=会社が変わりやり方が変わると対応できない

大きな会社は、様々な部分がシステム化されてます。

経理部員が仕訳を入力する場合も会計システムに直接入力するのではなく、起票システムに入力すれば自動的に会計システムに仕訳入力ができたりします。

要するに知識がない人でも作業ができるようにシステムがサポートしているのです。そのため会社が変わった際に全く通用しない可能性があります!

自己研鑽しない人は会計に関する一般的な知識が不足しているため、会社が変わり処理のやり方が変わると対応できず辛い思いをすることになるかもしれません。

今まで経理部員の採用をしてきた経験から応募者の多くは順調にキャリアが積めており更なる飛躍を目指して転職活動されている方が多いです。

しかし面接をすると「その方が積まれている経験は、今の会社でしか通用しない経験」と言わざるを得ない方が多くいました。このような方は、転職してもミスマッチだ!などと言ってすぐに去っていってしまいます。

そのため、自分が積んでいる経験が他社でも通用するかどうかが判断できるぐらいの知識は必要です。

学ばないので、業務が固定化され昇給すらしない可能性がある

管理者は、部員の成長を願い考えています。

その考えを定期的に業務を入れ替えるジョブローテションなどで形にします。
私は自己研鑽に取り組む向上心がある部員に色々な経験を積ませ、モチベーションをあげ更なる成長を期待してジョブローテションを実施しています。

一方で自己研鑽に取り組まない人の業務は大きく入れ替えません。なぜなら学ぶ姿勢・意欲が低いため引き継ぎ・習得に余計な時間がかり本人も望まないケースが少なくありません。

それであれば慣れた業務にたんたんと取り組んでもらう方が、管理者としてはありがたいのです。また担当業務に変化がないため、人事評価も低くするしかないので昇給もさせません。

まとめ とにかく自己研鑽に挑戦してみてください

ここまで読んでいただいた方は、自己研鑽の必要性を少しは感じていただけましたでしょうか?

自己研鑽があなたにもたらすメリットには下のようなものがあります。

・積める経験の幅が広がる
・キャリアアップ、出世のペースが上がる
・仕事、業務を選べるようになり、ワイフワークバランスをコントロールできるようになる

自己研鑽を始めるのは、早ければ早いほど効果が大きいです。若いうちは、稼げるお金が少ないので、自分自身に投資して将来得られる収入の最大化を目指すのが最も効率的です。

やりたいことはたくさんあると思いますが、職場でイキイキと活躍する将来の自分になるため少しのお金と時間を自分に投資してみませんか?

その努力は、必ず将来のあなたを助けてくれることになるでしょう!

まずは、本を読むことからでもいいと思います!ので挑戦してみませんか?

周りがやっていないからこそ効果があります!自分の未来を自分の手で切り開いてください!

◆経理部で出世する人の特徴などは、下の記事をご覧ください。◆

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