経理部で上位職やキャリアアップを目指している方であれば、簿記2級は持っている方も多いと思います。
勤続年数の長い社員は経験で戦っていますが、若い方は資格・知識で経験を上回ることを目指しましょう。
そうすれば出世レースでの逆転は十分に可能です!
この記事では、
という方に向けて、日商簿記以外のおすすめ資格を難易度は考慮せず本当に役立つ資格を紹介しています。
日商簿記以外のおすすめ資格5選
早速、日商簿記以外のおすすめ資格を紹介します。
1位 財務諸表論(税理士試験)
2位 TOEIC
3位 法人税法(税理士試験)
4位 簿記論(税理士試験)
5位 日商簿記1級
私自身の実体験に基づき順位付けしました。
いずれも難関試験に分類されますが、難関であるからこそ価値があります。
また若いうちに取得できたら、そのメリットは計り知れません。
資格試験がどのようにキャリアアップにつながるのか見ていきましょう。
簿記資格+財務諸表論(税理士試験)が1番使える
財務諸表論は会計原理、企業会計原則、企業会計の諸基準、会社法の計算等に関する規定、会社計算規則などを体系的に学ぶことができます。
会計を体系的に学ぶことが、実務面で非常に役に立ちます。
財務諸表論は確実にあなたのキャリアアップに好影響をもたらすことでしょう。
キャリアアップに対する影響について説明していきます。
キャリアアップにつながる理由
まず財務諸表論がキャリアアップにつながる理由を説明します。
1番使える資格が「財務諸表論」だと言われても、日商簿記1級のほうが、キャリアアップには有利じゃないの?と思う方も多くいるでしょう。
ある程度大きな会社経の理部だと部内に1,2名は日商簿記1級を持っている人がいる場合があります。
そうなると後から簿記1級を取得しても、簿記1級でよりキャリアの長い社員の前に出ることは困難です。
そういった意味で「財務諸表論」は、会計に関する知識を体系的・理論的に理解・習得できるので非常に役立ちます。
キャリアに与える影響の具体例
財務諸表論があなたのキャリアに与える影響を紹介します。
- 実務上の課題に理論的思考でアプローチできるので、経験則は大体論破できます
- 会社が行っている処理が、原則か例外かが分かるので改善提案が色々できます
- 会計処理を理論的に理解しているので、担当業務を選べるようになります
- 転職の時に業種を変えることができます
経験則を論破できる
財務諸表論を学ぶことで、実務上の課題に理論的思考でアプローチできるようになります。
そのため、「過去からずっと続けている」や「これが会社のやり方です」などの経験則は大体論破できます。⇒あいての主張が間違えていることが前提です。
改善提案できる
財務諸表論を学ぶと会社が行っている処理が、「原則か例外か」が分かるようになります。
仮に会社が例外での処理を選択していた場合に、処理方法を原則に変えると利益が出る場合があったりします。
そういった気づきを改善提案することであなたの評価につながります。
担当業務を選択できる
会計を体系的・理論的に知っていると担当業務を自分で選択できるようになったりもします。
あなたが業務を引き継ぐ側だった場合を想像してください。
知識がない人に1から説明して引き継ぐより、処理方法をすでに知っている人に引き継ぐほうが楽じゃないでしょうか。
どうせ引き継ぐのであれば楽に引き継ぎたいと思うのが人です。
そのため知識がある人にはレベルの高い業務が集まりやすく、効率よく業務経験を積むことができるのです。
また、幅広く業務経験が積めるので、必然的に改善提案を思いつく機会も増えます。
それが更にキャリアアップを加速させることにつながっていきます。
転職の時に業種を変えることが可能
転職時においては、会計学を体系的に知っているため、業種を変えても通用するというメリットもあります。
経理部において業種を変えることができるということは、給与水準の高い業界への転職が可能ということです。
そもそも業界の給与水準が低ければ、なかなか年収は上がりません。そうような場合は、給与水準の高い業界へ転職するのが給与アップの1番の近道です。
TOEICは働く企業の選択肢を広げる
TOEICを学ぶことで、働く企業の選択肢を広げることができます。
近年では企業の海外進出が盛んです。そのため英語に関するスキルの必要性が年々高まっており、私自身も英語ができる部下を高く評価しています。
TOEICの点数については、私の会社では600点以上から評価上プラスです。
経理部だと海外現地法人と英語でのメールのやり取りは多くありますが、スピーキングが必要な場面は多くありません。
そのため、海外現地法人と英語でメールができるだけでもキャリアアップ面で有利になれます。
英語が苦手だと海外子会社関連の業務に積極的にチャレンジできませんが、英語に抵抗がなければ周りを出し抜くチャンスにつながります。
また、転職時に選択できる企業の幅も広がります。
私は高校時代、英語のテストは常に赤点付近でした。今は海外現地法人と英語でメールのやり取りができてます!
追い込まればできるんです!
とはいうものの学生時代に英語だけはしっかりやっておけば・・・としみじみ思います。
法人税法(税理士試験)
税理士試験の法人税法は税務業務担当者への道を強引に開きます。
そのため非常に即効性があるといえます。
経理部でのキャリア形成を考えると以下の3つを伸ばすことが理想です。
しかし現実には1人で3つを習得することは厳しいと思います。
なかなか開示、税務、管理会計に携われないという方は、法人税法に挑戦してパワーで税務に関する業務を勝ち取ってください!
私自身も法人税法を2回受験しましたが、合格はできませんでした。
しかし勉強した知識を活かして今では法人税の申告書作成を1人で作成・申告までできています。
合格できるに越したことはないですが、勉強することに意味があるのです!!
難関資格に挑戦・取得するメリット
難関資格に挑戦するメリットを紹介します。
- 経験による出世は時間がかかるが、資格取得で得た知識はその時間を短縮してくれる
- 自己研鑽に時間・費用を投資するのが1番効率・確度の高い投資!
経理のキャリアが短い方は、知識と経験が不足しています。
キャリアの長い方を逆転するには、知識で上回るしかありません。
資格試験の勉強で得た知識を使って経験を積むほうが、成長スピードは速くなります。
資格取得しても今いる会社では出世につながらい場合もあります。それは努力したあなたを評価できない会社・上司が悪いので気にせず転職してください!
自分に投資した時間・費用は、将来あなたのもとに収入UPという形で帰ってくるでしょう!
簿記系の資格だとだめなの?
経理部で働かれてる方は分かると思いますが、やっぱり簿記系の資格は強いです。
しかし経理部には日商簿記1級なら持っているという人が少なくありません。
そのためキャリアの短い方が周りを出し抜くという視点からは、有利と言えないため順位を下げています。
【まとめ】難関資格はあなたの将来を明るく照らします
優先的に受験に挑戦してほしい資格は、下記になります。
1位 財務諸表論(税理士試験)
2位 TOEIC
3位 法人税法(税理士試験)
4位 簿記論(税理士試験)
5位 日商簿記1級
いずれも難関試験に分類されますが、難関であるからこそ挑戦・取得のメリットが大きいです。
資格受験への挑戦は、これからの社会人人生で必ずプラスになります。
もし、資格試験に挑戦するあなたに対して
など時代遅れのしょーもないことを言う会社、上司がいれば、資格を取って転職しちゃってください!
受験勉強する時間すら取れそうにない会社であれば、すぐに転職しちゃってください!
貴重なあなたの時間を、そんな会社に捧げる必要はありません!
会社の食い物になる必要はありません!
あなたの人生は、あなたの力で切り開けます!